六十里越街道

六十里越街道とは

庄内地方と内陸を結ぶ「六十里越街道」は千二百年前の昔から開かれたと伝えられています。鶴岡から松根、十王峠、大網、塞ノ神峠、田麦俣を経て大岫峠を越えて志津、本道寺、寒河江を通り山形に至る険しい山岳道でした。山岳信仰が盛んだった室町・江戸時代には湯殿山を目指して、東北、関東の各地から訪れる人たちで大変にぎわったと言われています。また、戦国時代には軍馬が足跡を刻み、藩政時代には参勤交代にも利用されたという記録が残されています。明治30年代になり新道が開通すると、表舞台から退きました。沿道には今も、時代の名残が苔むしてひっそりと眠っています。

おすすめコースなど詳しくは下記サイトをご覧ください。

はじめての古道歩き

古道歩きツアー年間スケジュール2024

山船頭人(ガイド)の案内で「ゆどの道伝説」を聞きながら、古の人々の想いを感じてみませんか。
※新型コロナウィルス感染症の影響で、変更になる場合があります。

月日 古道歩きツアー名 受付期間 定員
(先着順)
詳細
5/18(土) 第17回 六十里越街道安全祈願祭「雪ツバキ回廊を歩く」 4/20~ 30 pdf
6/10(土) 《六十里越街道の日》祈りの道・パワースポットを五感で体感する旅
「新緑と残雪の古道を往く 六十の詣で ~壱~」
4/20~ 20 pdf
6/29(土) 新緑の街道歩き 5/15~ 15 pdf
8/11(日) 《山の日企画》生まれ変わりの旅・悠久の歴史を超える時間
「千二百年の歴史街道でタイムトリップ 六十の詣で ~弐~」
6/1~ 20 pdf
9/14(土)
9/15(日)
9/16(祝)
「ゆどの詣で」を体感する歴史旅「六十里越街道全行程を歩く」
※3日間通してご参加の方を優先します。
7/1~ 各25 pdf
10/19(土) 紅葉の街道歩き 9/19~ 15 pdf
10/20(日) 新そば食べ放題つき!「彩りの六十里越街道を歩く」 8/1~ 25 pdf
10/27(日) 秋のさと山料理つき!「落ち葉の六十里越街道を往く」 8/1~ 25 pdf
六十里越街道古道歩き画像

六十里越街道のブナと街道に咲く花たち

千手ブナ画像

千手ブナ

六十里越街道のシンボル的存在。千手観音のように枝をのびのびと広げる姿が道行く人々の旅の安全を見守ってくれているようです。

ラブラブナ画像

ラブラブナ

2本のブナの木の枝が、いつからか手と手をつなぎ合わせたように一つにくっついたブナの木。カップル・ご夫婦におススメの撮影スポットです。

龍神ブナ画像

龍神ブナ

古来より気象をつかさどり、国土の安泰を守護する龍神様によく似たブナ。近くには自然が作り出した曲線が美しいヴィーナスブナもあります。

雪ツバキ画像

雪ツバキ

街道に春を告げる花。街道の新緑の中に真っ赤に凛と咲きます。

イワウチワ画像

イワウチワ

ほんのり桜色に色づき、かわいらしい姿で群生して咲きます。

リュウキンカ画像

リュウキンカと水芭蕉

黄色のかわいらしいリュウキンカと優雅な姿の水芭蕉が一緒に咲く景色を楽しむことができます。


皇壇の杉(おうだんのすぎ)〔山形県指定天然記念物〕

皇壇の杉画像

旧境内の小丘に立つ伝説の巨木・パワースポット

大日坊の旧境内に立つ高さ27mの風格ある老杉。根元周囲約7.9m、目通幹囲は5.65m、枝長は東西南北とも約22m、枝下は約3m、多数の太枝を生じ多くは下垂しているが、一度下垂して更に上向きになっているものもあり、この種の枝は太さ1.4mにも達しています。

景行天皇の皇子、御諸別皇子がこの地で亡くなり、その御陵所に植えられたものとしてこの名があります。近年パワースポットとして注目を集めています。近くには、高さが3.52m幅2.15mで東北一の大きさと言われている庚申塔(鶴岡市指定文化財)があります。

▼見学メモ
見学可能時期 : 4月下旬~11月中旬 ※冬季間は見学できません。
交通 :《バス》JR鶴岡駅より30分朝日庁舎下車、市営バス田麦俣線に乗換え15分、大網局前下車、徒歩約20分
《車》庄内あさひICより約15分、月山ICより約30分、鶴岡市街より約45分
場所 : 鶴岡市大網
駐車場 : 3台(無料)
料金 : 無料 ※自由見学
【問】大日坊 電話0235-54-6301

おすすめコースなど詳しくは下記サイトをご覧ください。

はじめての古道歩き

※一部通行不可となっている区間があります。詳細は鶴岡市HPでご確認ください。

鶴岡市 出羽の古道六十里越街道情報

ゆどのみち押印帖

出羽の古道「六十里越街道」街道歩きの新たな楽しみとして、1200年の歴史を伝えるオリジナルスタンプを製作し、各所に配置すると共に、スタンプ帖『ゆどのみち押印帖』(24頁)を販売しています。

スタンプ所は全部で11ヶ所。それぞれに押印帖に合わせた絵柄と配色のオリジナルスタンプ。スタンプを押すことで押印帖に描かれた名所の絵が出来上がります。

11ヶ所全てのスタンプを押したら、押印帖をあさひむら観光協会まで郵送ください。完歩記念スタンプを押し、記念品とあわせてご返送させていただきます。

【販売所】あさひむら観光協会(道の駅「月山」月山あさひ博物村 文化創造館内)

※押印帖の収益は、その一部を街道整備の費用として使わせていただきます。

ゆどのみち押印帖画像

ゆどのみち押印帖スタンプ所マップ

ゆどのみち押印帖スタンプ所マップ

ゆどのみち押印帖スタンプ所とみどころ(PDF)

スタンプ所

  • 不動山 本明寺 ※ (電話 0235-53-2269)
  • 十王峠 ※
  • 湯殿山 注連寺 (電話 0235-54-6536)
  • 湯殿山総本寺 大日坊 (電話 0235-54-6301)
  • 柳清水 (民宿 田麦荘・そば処 ななかまど亭 電話 0235-54-6328)
  • 田麦俣番所跡・多層民家 (民宿 かやぶき屋 電話 0235-54-6103)
  • 弘法茶屋跡 ※
  • 独鈷清水・茶屋跡 ※
  • 細越峠 ※
  • 仙人沢
  • 湯殿山神社本宮 (電話 0235-54-6133)

※印は無人スタンプ所

歴史古道の願い札

西の伊勢、東の湯殿といわれ、かつて湯殿山参りで賑わった「ゆどのみち(六十里越街道)」は、たくさんの道者が様々な願いを込めて歩き、踏みしめられてきた街道でもありました。

押印帖には「願い札」のページも。右半分に願いを書いて、神社やお寺にお気持ちを添えてお納めください。願いが叶うようご祈祷いたします。(祈祷料の金額に特に定めはございません。)

あなたも「ゆどのみち」で、願掛け古道歩き。願いをかけて歩いてみませんか?

「願い札」受付場所

願い札写真